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定休日 | 土日祝祭日 |
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日本や海外で目にする判りにくい飲食店のメニューの翻訳をご紹介します。
日本人には広く知れ渡っている料理ですが、直訳したために意味不明のものや、
素材だけを標記しているため、どのような料理なのか判らない場合があります。
−酢豚−
日本人であれば誰でもご存知の「酢豚」ですが、
中国で酢豚を注文しても、殆ど通じませんでした。
英語の場合は、これを直訳して"Sweet and Sour Pork"と
翻訳されます。
”甘くて酸っぱい豚肉”というわけです。
「酢豚」を知らない外国人にとっては、どのように調理したものかは全く判りません。
中国では場所によって「酢豚」と似たような料理がたくさんあり、
”甘(舌+甘)酸肉”、”糖醋排骨”等が比較的近いと思います。
「酢豚」を英語に翻訳するするためには、小麦粉をまぶして揚げた豚肉、
味付けであるトマトソース、砂糖、酢、片栗粉、それらをスライスした野菜等と一緒に
炒めた甘酸っぱい豚肉料理である説明が必要です。
−寿司−
お寿司は国際的なメニューになってきましたので、
ネタの説明があれば
翻訳なく「Sushi」で通じると思います。
中国でも同じ漢字を使います。
しかし、「海鮮ちらし」の場合は如何でしょうか?
海外では、寿司は握った酢飯の上に魚介類等を乗せた料理という江戸前握りの
イメージが強く、丼ぶりにシャリを入れ、その上にネタを乗せる料理は、
寿司として認識されにくいと思います。
また、外国人の中には「寿司」と「刺身」を混同している人たちもいます。
以前に寿司好きのアメリカ人の友人に海鮮ちらしを注文したところ、
大きな丼ぶりにたくさんの生魚が隙間なく盛り付けられ、
シャリが全く見えなかったため、丼ぶりの底まで魚介類で埋め尽くされていると
思ったようで、寿司好きの彼でも、生涯にこのように大量の生魚を一度に
食べたことがないと困惑してしまいました。
それを察し、魚の下はご飯であることを説明し、とても安心したようでした。
「海鮮ちらし」をメニューで翻訳する場合、
炊いた白米に酢を打ち、それを丼ぶりに入れ、その上に魚介類、海苔、ガリ等を
トッピングする料理であることを伝えなくてはなりません。
また、程度が判らず、直接丼ぶりに醤油をなみなみと入れる危険もありますので、
小皿に醤油とわさびを入れ、それにネタを付けて食べるように
メニュー内で説明してあげるのが親切だと思います。
−しゃぶしゃぶー
日本語のメニューにひらがなで「しゃぶしゃぶ」と
書かれていても、
外人にはどのような料理であるか皆目見当がつきません。
中国では「火鍋」と書きますので、中国人も理解できません。
大きなスープが入った土鍋と伴に、野菜、豆腐等と薄切りの肉が
お皿に盛り付けされて出てきた場合、
具材を鍋に入れることは察しがつきますが、肉を一枚づつしゃぶしゃぶすることは、
想像できないと思います。
また、添えられたポン酢ダレやゴマダレも、鍋に入れてしまった人を
見たことがあります。
英語・中国語・韓国語のメニューでは料理の説明、
及び食べ方の解説が必要であると思います。
担当:山下
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